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伝統芸能紹介(50音順) 動画

板柳表町七福神(いたやなぎおもてまちしちふくじんまい)
市町村名 板柳町 開催時期 不定期
 板柳町表町の女性達によって明治初期から伝えられていたもので、長者の家や祝い事のある家へ赴き、いろいろな踊りの表現で流行した。表町七福神は、大正563才で亡くなった同町飾師銅屋、葛西惣助の創作として残されているもので、各7人の女の人が仮装し、神官と囃方で構成されている。座敷入りの際は、神官のお祓いの後から神々が続々と現れ酒盛りの後、大黒天から次々と踊り、最後に布袋が納める。

大間越春日祭(おおまごしかすがまつり)
市町村名 深浦町(岩崎地区) 開催時期 地域により異なる
 北前船を模したミニチュアの舟を造り、人形、帆、その他の飾りをすえる。舟を担いで笛・太鼓の囃子で村を巡行し、太刀振りが先導を務める。新築や希望する家に招かれると「舟を寄せる」といって上がり込み、キリゴエ(沖揚げ音頭)で舟を回し、酒食のもてなしを受ける。祭りの最後には流し太鼓のはやしで海に流す。茨城県鹿島地方から伝わったともいわれるが、年代は不明。大間越の伝承によれば、鹿島・香取信仰とともに江戸初期に伝えられたという。 太刀振りなどは、津軽地方の「虫送り」と習合したものと思われる。

五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)
市町村名 五所川原市 開催時期 8/38 
 明治・大正期に運行された記録が残っている。その後の2度の大火で街が全焼したことによりその姿を消し、記憶から忘れ去られていた。平成5年にねぷたの台座の図が偶然発見されたことを契機に、有志による復元の会が結成され、約80年ぶりに巨大ねぷた「武者」が完成し、その姿から立佞武多と命名された。高さ約22m、重さ約17トンの巨大な立佞武多が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声のもと中心市街地を練り歩き、その圧倒的迫力で沿道の観客を魅了している。
pc.gif立佞武多の館

津軽三味線(つがるしゃみせん)
市町村名 津軽地域全体 開催時期 通年 
 本来は津軽民謡の伴奏に用いたが、梅田豊月(ほうげつ)、白川軍八郎、木田林松栄(きだりんしようえ)、高橋竹山(ちくざん)らの名人によって、はでな曲弾きが加わり、独奏・合奏楽器として確立した。力強く、激しく、その一方では繊細な独自の音色が生まれる。
明治後期〜昭和初期の浪花節全盛時代に津軽地方で「じょんがら」「よされ」「おはら」のいわゆる「津軽三つ物」が浪花節の代用として流行した結果、興行や舞台演出にショー的要素が加わった。

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